生産技術職最初の関門?
生産技術に配属されて、最初に現場との関係でつまづいたことのある人は多いのではないでしょうか?特に理系の大学から就職して配属されると、今まであまり関わらなかったタイプの人と一緒に仕事を進めていくことになり、ギャップを感じることと思います。
私のいた職場で恒例だった現場実習では、目的として工程の理解と現場との関係づくりが並ぶほど重要視されていました。
生産技術の業務では、現場から情報収集したり、現場に試験をお願いすることが多くあります。円滑に仕事を進めるためにも、現場からの信頼を得るコツを解説します。
現場との関係を築くために
先に結論を言ってしまうと、仕事に対して信頼されるような取り組み方をすることです。
よく雑談や趣味、タバコで付き合いを深める話をする人もいます。それ自体は間違いではないのですが、これまでの経験上、仕事上の信頼は仕事でしか得られません。
仕事を誠実に進める
一番は仕事を誠実に進めることです。
嘘をつかない、約束した期日は守る、引き受けた仕事は最後までやる・・・当たり前ですが、これを日々完璧に実行している人は少ないのではないでしょうか?
現場に限らず、誠実な仕事をする人は信頼されますし、信頼している人の言うことはみんな聞いてくれるようになります。
現場への敬意を持つ
これも現場に限らず、相手に敬意を持って接するべきです。
製造現場は環境が悪いことが多かったり、古い慣習が残っていたりすることから、バカにするような態度をとる人が一定数います。また、当然のように仕事や責任を押し付けられることも多く、相手の態度に敏感です。
一見不合理な業務でも、その裏には歴史的な背景や先人の工夫が詰まっています。文句を言いつつも、職場や業務に誇りを持っている人も意外と多いです。敬意を持って接していくと、見えなかった現場の問題点が見えるようになり、一緒に解決する立場になることができます。
自分の意思を持つ
仕事に対して、自分なりの意見や意思を持っているか、それとも言われたからやっているのか、態度から分かります。
面倒な頼みごとをされるときに、
「〇〇をこう改善したい!そのためにこのデータが必要だからとってほしい!」
と言われるのと、
「よく分からないけど上司にこのデータを取れと言われたからとってほしい」
と言われるのではどちらが信頼できるでしょうか?後者だと思います。
仕事を自分ごととして、前向きに進めていこうとする姿勢は信頼を得やすいです。
まとめ
生産技術としてスムーズに仕事を進めるためには現場から信頼を得ることが重要です。そのポイントを解説しました。
書いてみると当たり前のことではありますが、全て完璧にできる人はかなり少ないです。多少の仕事のできるできないよりも、人間性や仕事への姿勢の方が信頼を得るには大事です。現場の気難しいおっちゃん達も、信頼を得れば非常に頼もしい味方になります。
さらに関係を深めたい方はこちら
→現場のおっちゃんたちとの付き合い方 …記事作成中

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